■ ID | 328 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 屋外実験水路を用いた都市河川のマイクロハビタット創出に及ぼす水理・水質の影響検討 |
■ 著者 | 平恣朗
早稲田大学理工学部 金主鉉 埼玉県環境科学国際センター 田中仁志 埼玉県環境科学国際センター 佐々木弘 早稲田大学理工学部 須藤隆一 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)日本水環境学会 |
■ 出版年 | 2002 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第37回日本水環境学会年会、平成15年3月5日 |
■ 抄録・要旨 | 従来、都市河川では、修事業が行われてきた結果、水圏生物の生息場所が失われてきた。そこで、土地利用の制約が厳しい都市河川では、人為的に操作可能な空間として河川護岸が注目され、近自然化・親水化が進められている。しかし、これらは流速や汚濁負荷濃度といった個々の河川の流況を十分に考慮することなく導入されているのが現状である。そこで本研究では、異なる水理・水質条件における河川護岸の形態学的な修復が水圏生物相に及ぼす影響を明らかにするために、モデル水路を用いた実験的検討を行った。その結果、河川護岸の表面積および空隙率の増加は、流速に関係なく、水圏生物のマイクロハビタット(生息場・産卵場)の創出を促進した。また、流速(流量)および有機性懸濁物濃度により特徴づけられる護岸堆積物の増加は、底生動物の定着を促す重要な因子であることが示された。 |
■ キーワード | 実験水路、マイクロハビタット、創造、河川 |
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